
今日のように暑くなってきた季節の昼下がりには
谷川俊太郎さんの「あなた」という詩を読み返す。
あなた
あなたは私の好きな人
あなたの着るものが変って
いつか夏の来ているのを知った
老いた犬がものうげに私たちをみつめる午后
ひとっ子ひとりいない美術館へ
古いインドの細密画を見にいこう
菩提樹の下で抱き合う恋人たちはきっと
私たちと同じくらい幸福で不幸だ
あなたは私の好きなひと
死ぬまで私はあなたが好きだろう
愛とちがって好きということには
どんな誓いの言葉も要らないから
私たちは7月の太陽のもと
美術館を出て冷たい紅茶で渇きをいやそう
コンセイエ的にはこんな日の夕餉にはヴァンムスー(泡)を冷やして銀河を渡ることにします・・・